”自分らしさ”をお皿の上にのせる

以前働いていたレストランで
“顧客に好まれるのはどんなデザートか”という話題になったことがありました。

”酸っぱすぎるものはちょっと” というかたもいるし、
”甘すぎるのはフレンチのあとにはねえ” というかたもいる。

そういう難をすべて無くしていったら、とてもありふれた無難なデザートが出来あがった。
私が創作で迷走していた時代(笑)

当時一緒に働いていた尊敬するサービスマンから
”(このデザートはあなた)らしくないね。”
と言われたのを、強烈に覚えています。

でも”私らしさってなんだろう?”って模索しているうちに、ふと気づいたのです。

プロとして”美味しい”は大前提で、私にとってゲストからの一番の褒め言葉は

”本当は苦手な食材だけど、このデザートは美味しかった” とか
”初めて味わう香りだけど、こんなに合うんだと思った” だった。

世界が広がるキッカケを提供することが、私らしさにつながっていました。

例えばヤギのチーズとか、金木犀の香り。
私の遊び心を自由に泳がせてくれたシェフ達や、共感してくれた同僚がたくさんいたから、新しい世界に出会っていただく=サプライズを顧客に提供出来ていた気がします。

すべての人に好かれる=無難を捨てたら
少しずつ私らしさが見えてきて
それを受け入れてくれる周りに対して感謝の気持ち=有難い
が生まれたんですよね。

コーチングを始めてから気づいたのですが、
お料理もデザートも、その一皿に作り手の人生観が良く表れています

”新しい世界の扉を開くキッカケをつくる” ことは、
コーチングを通して私が提供したい価値のひとつです。

コーチングってそもそも何? デザートのパターンを壊す~再構築~