創造性を高めるには”自由につなげる力”を持つこと

このウェブサイトには料理の世界の人材育成に関する話をたくさん書いています。
開設してすぐ、コーチの仲間で学校の先生をしている人からメッセージをもらいました。
”共通点がたくさんあってすごく勉強になるよ!!”

彼女はとにかく色んなところから学びを得る人。
料理の世界という、一見学校とは関係なさそうな場所からも
自分の世界をリンクさせて、気づきを得ることができる人なのです。

Creativity is just connecting things.

創造性とは物事を結びつけることだ。

ースティ―ブ・ジョブズー

創造性はゼロから新しいものを作り出すことではなく
既にあるものを組み合わせる、別の繋ぎ方を見つけることです。

新しい料理を考えるときによく
”降りてくる”
という表現をすることがありますが、あの感覚はとても近い。

私の場合面白い発想が浮かぶのは、
たいていキッチンにいない時。
禅寺のお庭で、夏のデザートのデザインを思いついたこともあるし
お菓子のトッポのパッケージから、”あ!!”と発想を得たこともあります。

新しい自由な発想は”考える”ことでは生まれません。
考えるのは左脳が得意とするロジカルシンキングだから、
今までと同じ繋げ方をグルグルするだけ。

だから食材を目の前にキッチンに閉じこもったり
料理本とにらめっこをしても、あまり面白いアイディアは生まれません。

自由に繋げるクリエイティブシンキングを得意としているのは、五感を司る右脳です。
例えばアート鑑賞がクリエイティブであるために良いとされるのは、
見ているアートそのものから何かを思いつくわけではなく、
右脳を活発にすることで、自由な発想を得やすいからです。

逆に新しい情報が現れたとき
分野が違うからといってすぐに切り捨ててしまうと
とても狭い世界の中でしか繋ぐことができなくなります。

創造性を自由にするコツは二つあります。
1つ目は”感じる”習慣をつけること。
コーチングではよく”何を感じていますか?””周りに音が聞こえますか?”
といった五感にふれる質問をします。
普段五感をあまり意識して使っていない人は
こういう質問に対して考えてしまうので、なかなか返答ができません。
休みの日などに音楽を聴いたり、自然の中に出かけたりしていると
五感が活性化し、イメージがしやすくなります。

もう一つのコツは”遊び心をもつ”ことです。
一般的に信じられている”A=B”の常識を疑ってみる。
独創的と言われる料理人は、大抵他の人が思いつかないような
組み合わせを考えたりします。

”これとこれ組み合わせたら面白いかも”と感じたら、
たとえ一般的にはあり得ない組み合わせの食材でも
それが成立する方法を考えるのです。

創造性を高めることは、料理をつくるときにも効果的ですが
実は人材育成やチームビルディングの課題に対する答えを見つけるためにも役立ちます。

創造性が自由になっていると視野が広くなり
ひとつの答えに捉われないので、
選択肢が増えたり今までとは違う答えを見つけることができます。

さて、次の休みはどんなことをして五感を遊ばせますか??

デザートのパターンを壊す~再構築~ 想像力を自由にする”侘び寂び”XPoints of You