チーム内に相性の悪いスタッフがいたら

両方大切なスタッフなんだけど、一緒に仕事させるとどうもかみ合わない。
そういうスタッフいますよね。

引き継ぎがうまくいかない。他のスタッフには普通なのに、なぜかそのスタッフにだけ突っかかる。
さて、どうしたものか。

クッションになるものを挟む

料理をするときに、両方入れたいのだけど近くに置くとその良さがでない食材ってあると思います。一緒に口にいれると何故か苦味を強く感じるとか、食感が失われるとか。かといって隣に置くために、苦味を完全に抜いてしまうと、その素材が本来持っている良さが失われてしまいます。

デザートならカリカリのテュイルを、水分の多いパーツの横に置いたりしません。でも、二つの間にあまり水分の多すぎないクリームを挟むとか、フルーツを台にすると両方の良さが生きてくる。

チームの場合も同じです。間にクッションになれる人材を送り込む。そうすると少し、コミュニケーションが円滑になる。
人と人の間に相性があるのは仕方のないことです。万人に喜ばれる料理を創るのは難しい(というか、そうすると個性が失われる)ように、すべての人と仲良くする、という訳にはいかないもの。
であれば、無理に隣に置くよりも、チーム内で二人が強みを活かせるにはどうしたらいいか、を考えるほうが得策です。

隣において苦味がでるなら、離してみる

もうひとつの方法は、離してお皿におくということです。そもそも近くに置かない。
そのほうが全体のバランスがとれることもあります。

つまり、ポジションを変えるということ。
これ、怖がる人も多いです。”上手くいくか分からないのにリスクがある。”
うん、正論ですね。

じゃあ、お皿のうえにパーツを置いていくとき、あなたは何度も並べ替えたりしませんか?頭のなかで、こっちかな、あっちかな?って考えるでしょうか?

たぶんひとまずお皿に置いてみる人が多いと思います。
実際に置いてみると、どちらがいいかすぐにわかります。

それでも分からない時は、シンプルに誰かに聞いてみます。
以前白いオペラをデザートで作ったときに、普通のオペラの金箔の代わりに銀箔を置きたくて、ここでもないここでもない、をやったあげく当時のシェフにアドバイスを求めたら、角につければ?と返ってきた。これがドンピシャで私が求めていた答えだったんです。

あなた自身も逆のシチュエーションがあったはず、”こうすればいいんじゃないの?”って思うこと。私も自分自身のチームのことは見えなくなりがちでしたが、余所のキッチンに行くとそのチームの改善点がとてもクリアに見えたりしたものです。

答えに迷うときは視野が狭くなっていることが多い。チームにいる他の人や、チームを知っている外部の人が答えをもってることがよくあります。

ポジションを変えるのを迷うのは、上手くいかなかったときに元に戻してはいけないような気がするからだと思います。ただそのまま同じ場所にいるのと、一度違う場所に行って、元いた場所に戻るのでは意味合いが異なります。確実にそのスタッフのなかで意識が前に進むはずです。

 

バランスが悪いときは、思い切って配置を変えてみる
そして全体のバランスを両方眺めてみよう。