旅をしていて一番楽しいのは”出会い“だと思う。
エクスアンプロバンスの町中を歩いていたら、ふと看板が目に留まって入ったレストラン。タルティーヌ専門という、ちょっと風変わりなお店なのだけど、料理がテーブルに来たときに思わず微笑んでしまった。
私の感性にドンピシャの一皿。見た目も素敵だけど、味もメチャメチャ好み。
帰り際、笑顔の素敵なマダムに”エクスアンプロバンスで食べた食事の中で一番素敵だった。とても綺麗で、美味しくて、繊細で。もしかしてシェフは女性??”と尋ねると、
“私の娘がシェフなのよ。”と誇らしげに微笑んだ。
南フランスの人達は本当に気さく。
“どこから来たの?”
“勉強?バカンス?”
“素敵な旅にしてね。”
“もう帰っちゃうの?またエクスに戻ってこなきゃ。”
とっても親しげに話しかけてくる。
教会のガイド付きの案内で、とっても素敵なおばあちゃんに出会う。たまたま入った石鹸屋さんで、息子が日本に留学するというお父さんに出会う。
素敵な出会いはいつも、予期せぬときに起こる。
そして共通してるのは、皆自分がやっていることを好きだということ。
あ、そうか。
私がそういう人に惹き付けられるのかも。
Le Jardin d’Amalula (エクスアンプロヴァンス)
7 rue Mignet, 13100, Aix-en-Provence, France
ル・ジャルダン・ダマリューラ(フランス語のみ)