▷【10/21(土)新大阪】”なんとなく分かった”で終わらせない「ストレングスファインダーの基礎講座」

ストレングスファインダー®「才能に名前をつけると何が起こるのか?」

ストレングスファインダー®を受けると、自分の才能に「共感性」とか、「責任感」とか名前がついてますよね。
そもそも、才能に名前があることで、どんなメリットがあるのでしょうか??

才能を持ち歩ける

「強み」というのは、実は通常のコーチングでも、コーチが焦点を当てるポイントなんです。それはコーチからクライアントへの、フィードバックという形でお伝えすることがあります。

例えば
「対立する意見があるときに、皆が納得できる合意点を見つけることが出来るんですね」
「相手が感じていることを、同じように感じ取る力をお持ちなんですね」
とか。

もちろんこのままでも、クライアントは自分の才能に気付けると思います。私自身も、ストレングスファインダー®を使わないコーチングを提供する場合は、そのようにお伝えしています。

では、才能に資質という名前をつけることで起こるメリットは何かというと、「持ち歩ける」ことなのです。

「台風」を知らない人はいないですよね。この自然現象を「台風」という言葉を使わずに説明すると、「 北西太平洋や南シナ海で生まれた熱帯低気圧のうち、中心付近の最大風速がおよそ毎秒17メートル以上に発達したもの 」となります。長い……(笑)。
「台風」という短い言葉になっていると、文章の中に組み込んで会話をすることが出来ます。

人はあまり長い文章を覚えていられません。
「調和性」「共感性」などの短い言葉になっていると、とても持ち歩きやすいのです。自分との会話(自分で考えるとき)にも、他者との会話にも組み込んでお話しできます。

また資質の名前は、たくさんの才能をグループ分けにしたもの。ひとつの資質が、その人の才能の様々な側面を表すことができます。大きな概念を短い言葉によって共有することが出来るので、どこにでも持ち歩けるようになります。

才能の二面性に気付ける

才能に名前があるもう一つのメリットは、「二面性に気付けること」。ストレングスファインダ―®は、全ての資質が強み、弱みの両方の側面を持っていると定義されています。

その才能があるから、出来ること。
その才能があるから、難しいこと。

個人的には、自分の弱みであったり、上手くいかない部分を掘り下げるときに、ストレングスファインダー®があると理解がしやすいと感じています。

例えば、私は昔から大きな声を出して誰かを叱ったりする人が苦手でした。負の感情に対して抵抗力があまりない、という自覚をしつつも、そんな自分を弱いと思って責めてしまうことがありました。

ですが、そこに「共感性」という名前がつくことによって、捉え方が変わったのです。私が人を傷つける言葉に敏感なのは、「誰かの思いを大事にしたい」から。だからこそ、相手が話している時にも、その人の言葉以上に、その行間にある感情をキャッチしようとします。
この特性は、部下や同僚との信頼関係を築く上で、とても役立っているものでした。

自分が持っている才能が、使い方次第で強みにも弱みにもなり得る。

これを知ることは、ありのままの自分を受けとめる上で、とても役に立つと思います。

才能を観察するキッカケになる

コーチングにおいても、「自分を観察する」ことは、とても大切な要素の一つです。

自分に今何が起こっているか、何を感じているのか。もちろんこれも、ストレングスファインダー®無しで観察することもできます。

才能に名前があると、それが「鍵」になりやすいのです
ストレングスファインダー®の資質は、「傾向性」を表すものですから、自分を観察するときにも、ある程度見当をつけることが出来ます。

何かが上手くいったときや、満足感を得られるとき、様々なタイミングで、自分の中でどの資質が組み合わさって動いていたのかを観察する。そうすると、次回同じような成果を再現できる可能性が上がりますし、落ち込んだ時にも「あ、今この資質が凹んでいるから、エネルギーをチャージしよう」と対処法が分かりやすくなるのです。自分をコントロールしやすくなります。

もちろん全てを資質で説明できるわけではありません。
ストレングスファインダー®はあくまでもツール(手段)ですから、「やりたいこと」や「どんな人生を生きたいか」の答えは、資質を超えたところにあると私は考えています。
それでも、自分の才能を「資質」という名前を通して知っていることで、生まれる可能性はたくさんあると感じています。

誰かとコミュニケーションをとると、その人のことをよく知ることができますよね。でも人って意外と、日々の生活に一生懸命で、自分とのコミュニケーションはおろそかになったりするのです。

自分の才能に名前がついていることは、自分との対話を始めるキッカケにもなります。「わたし」をもっとよく知るために、ストレングスファインダーを使った「強みの旅」を始めませんか?

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