「私が既に持っているものと、君が既に持っているものが、一番大切なんだ。私が持っていないものや、君が持っていないものは、二番目だよ。」
— 大原亜希✼ストレングスコーチ (@coach_liberte) December 11, 2018
by Curt Liesveld(Gallup社のストレングスコーチ)#ストレングスファインダー https://t.co/t6wWZ8VrYt
ストレングスファインダーは「あるもの」に目をむけるためのツール
Top5だけでなく34資質をだすと、どうしても自分の上位にない下位の資質が気になったりすることがありますね。自分とは正反対の人に惹かれる「相補性の法則」というものが心理学にあるぐらいなので、人は元々自分に足りないものに目を向ける習性があるのかもしれません。
それでも私たちストレングスコーチはこう言います。「まずあなたが持っているもの、上位の資質に目を向けてください。」と。自分の強みを活かしていくためには、自分が持っていないものに目を向けても上手くいきません。
上位資質は、あまりにも当たり前すぎて気づいていなかったあなたの才能を教えてくれます。これらは今まで無意識に使われてきたことが多く、それこそ空気のように当たり前になってしまっているので、あなたはそこに「ある」と気づいていなかったもの。
自分が既に持っているものに目を向ける。そしてその才能を誰かのために使う。意識して外に向けて出してみる。そうやって少しずつ「そうか、自分が持っているこの才能は、どうやらすごいらしい。」ということを知るのです。
私自身、自分のTOP5資質は最初は強みに思えませんでした。「共感性・・人の気持ちが入ってきてしんどい。」「内省・・考える才能って何に使ったらいいの?」でも、ストレングスファインダーを通して人と対話するたびに、自分が過去に成し遂げてきたことの多くを上位にある資質が助けてくれていたことが分かりました。私が知らなかっただけで、もうずっと前から才能はそこにあったのだと、気づいたのです。
努力をしなくても、自然と、そうなってしまう、もの。それこそが才能。まずは、あなたが持っているものを、大切な人や、周りの人のために、意識して使ってみることから始めましょう。
相手は何を持っているのかに目を向ける
人って慣れる生き物です。最初は感謝していた色んなことも、次第に当たり前になってしまう。例えば夫婦関係や上司と部下の関係。時間が立てば立つほど、相手が持っていないものに目を向けてしまうことがあるかもしれません。
相手が持っているストレングスファインダーの上位資質を知ることは、その人を新たな目で見つめてみるためのキッカケになります。
「なぜできないんだろう?」「どうしてやらないんだろう?」よりも、「この人はどんな才能をもっているんだろうか?」「どんなユニークな個性をもっているんだろうか?」と、相手のなかの「ある」にもう一度目を向けてみる。その人がそこにいてくれることで、自分がどんな影響を受けているのか観察してみる。そして、相手の行動の意図や、その裏側にある感情について尋ねてみる。きっと今まで見えていなかった、相手の思いや考えに、驚くと思います。
あなたが持っているものと、相手がもっているもの。まずはそこから、強みの物語を始めましょう。