ストレングスファインダー「内省」の世界

”深さには底がない”
そんなストレングスファインダー「内省」の世界とは。

「内省」は思考の海にダイブする

「考える才能」と言われても、あまりピンとこない人が多いかもしれません。

内省は目の前にあることを360度から考え、深く潜れるだけ潜ろうとする資質。
一旦思考モードにはいると、底の無い海に潜るように、どこまでも思考を巡らせます。
もしかすると一緒にいる人は、”あれ?どこいっちゃったの?”と感じるかもしれません。

内省の価値は、その思考の深さから生まれる”本質的な気づき”です。
物事を深く理解したいと願うので、時には言葉を発した相手以上に
深い気づきをもたらしてくれることがあります。

考えている途中では、それを誰かとシェアしたり、新しい情報を頭にいれることが難しい内省。
納得できる”何か”を掴めるまで、一人の時間を必要とするのはこのためです。

内省は365日何かについて考えています。
その思考はとても自然に始まります。本人も気づかないほどに。

「内省」の方向性は無限

例えば戦略性は現在地から目的地までのルート、
原点思考は過去からの今にいたるタイムラインに考えを巡らせます。

内省は360度の様々な視点から物事を眺めます。
そのため、その方向性には限界がありません。

シンプルさのなかにある複雑さを見つけることもできますし、
反対に複雑さの中にあるシンプルさを見つけることもできます。

過去の経験のなかにある本質を抜き出して、今に活かすにはどうすればいいか、
その深い繋がりを見つけることもできます。

着想が見つける繋がりは、火花のように一瞬ですが、
内省が気づける繋がりは、水に落ちたコインが沈んでいく軌跡のよう。

そこには、他の人が考えることのできない深さがあります。

「内省」を研ぎ澄ます

様々なことを深いレベルで理解しようとする内省。
考えたいことのリストがあまりにも多くなりすぎると、パソコンのスピードが落ちるように
内省の精度も落ちてしまうようです。

内省の大きな価値である「深い気づき」を得るためには、
いくつか意識したいポイントがあります。

まず一つ目は脳内スペースを内省のために空けるということ。
”まず考えてから行動したい”内省は、
思考を少しでも必要とするタスクを溜めてしまうことがあります。
例えばチケットの予約や、誰かへの返信、人と会う日程の調整など。

ですが”後回しにしたタスク”は脳の一部を占めてしまうので、
内省が納得できる思考をすること自体が難しくなってしまうのです。

開花している内省は、何について思考するかを選択します
深い思考を必要としないタスク、または多少失敗しても大きな問題ではないタスクは
できるだけその場で片づける。
頭の中をクリアにしておくことで、集中したいテーマに対する深い気づきを得られます。

もう一つのポイントは自分の内省が気持ちよく走る場所を知っておくこと。

少しだけ人の声が聞こえるカフェで一人過ごしているとき。
人工物の無い自然のなかにいるとき。
または電車に揺られているとき。

今までの自分を振り返ってみて、
納得のいく思考が得られたシチュエーションを覚えておくと
内省を活かすことに役立ちます。

「内省」を視覚化する

内省の大きな特徴は、この壮大な思考のすべてが頭の中で起きているということ。
つまりアウトプットをしない限り、他の人はそれを見ることができません。

内省が生み出す深い気づきは、とても価値のあるものです。
この資質を強みとして活かすためにアウトプットはとても重要です。

誰かと話すことでも文章でも、どちらでもかまいません。
とにかく文字通り、頭の中から外に出す。
内省の気づきに触れた人は、少し深いレベルでの思考が始まります。
相手にも、物事にも深さをもたらすことができる才能です。

また脳内のスペースを空けるという観点からも、アウトプットは効果的です。
最初から文章をまとめる必要はありませんし、頭の中を整頓するためにだけ
ブログを書いてもいいでしょう。

 

「内省」を抽出する

この記事を書いている最中に、「内省」を表すのにぴったりの表現に出会いました。

I know more than I say,
think more than I speak,
and notice more than you realize.

 

私は言葉にする以上に知っている
語る以上に考えている
あなたが理解している以上に気が付いている

内省が考えていることは、とても言葉では語りきることができません。
言葉を紡ぐのに時間がかかるのは、そのクリアに見えた気付きを
正確に表せる言葉を探しているから。

だからこそむしろ、すべてを言語化するよりも、
考えることで得られた深い気づきを、
シンプルで研ぎ澄まされた言葉で表現すると
人の心に響くと思います。

内省が得意とする本質だけを抽出する。
シンプルなものを複雑に読み解き、それを今度はより洗練されたシンプルなものに戻す。

そこには触れた人の心をインスパイアする力があります。

 

誰もたどりつけないぐらいの深さで、
世界を理解しようとしている内省。

私が愛してやまない世界の一つです。

 

資質の説明が自分にあてはまらないときに考えられること ストレングスファインダー「共感性」の世界