シンプルな言葉で書かれているからこそ、解釈の幅も広い。あなたの世界を広げる本を6冊紹介します。
1.星の王子さま
「大切なものは目では見えない。心で見なくちゃ見えないんだ」
作者であるサン・テグジュペリ自身が、「これは大人になってしまった子供のための本」と言っているぐらい、大人にこそ読んでほしい本です。おそらくこどもの頃に一度は読んだことがある人も多いと思いますが、改めて読み直すとメチャメチャ深いことに気づくと思います。名言の宝庫。
2.アルケミスト
日本ではあまり馴染みが薄いかもしれませんが、世界で最も売れた本の第6位。(因みに1位は聖書)。スペインの羊飼いの少年が、今までいた世界を飛び出してエジプトへ宝を探しに行くお話。とても哲学的なアプローチで、考えさせられる台詞が随所に。
「自分の人生を生きるということはどういうことか」について、私は考えさせられました。
3.HUG TIME
30秒のハグが、一日のストレスの33%を解消できるというデータもあるらしいです。これを読むと誰かをハグしたくなるかも!?子猫のジュールが世界をハグして回るお話。
4.冷静と情熱のあいだ Rosso╱Blue
2001年に竹野内豊とケリー・チャンのW主演で映画化された本。ひとつのラブストーリーを、女性と男性、両側を主人公にして書いたスタイルが面白いです。人の思いがすれ違う瞬間や、それがどうやってもう一度つながるかを、感じることができる一冊です。
エンヤの曲がたくさん使われた映画も本当に素晴らしく(ケリー・チャンの日本語には突っ込まないことにして)、作品の舞台になったフィレンツエで丸1か月暮らしにいくほど私はどハマりした本です。
5.フレデリック
レオ・レオニの名前を聞いたことが無い人も、「スイミー」の作者、と言えば分かるでしょうか?働き者ではないフレデリックが皆のために春を集めていた、というお話。
人と同じことを頑張らない。人それぞれの得意分野がある。そんなことを感じさせてくれる本です。
6.おくりものはナンニモナイ
猫のジュールが、なんでも持っている友達に「ナンニモナイ」を贈るお話。絵本、だけれど、とっても深い。