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「幸せの四つの因子」ウェルビーイングを上げる大切な要素 Vol.2

「”幸せの四つの因子”ウェルビーイングを上げる大切な要素 Vol.1」では、慶應義塾大学の前野教授が提唱する「幸せの4つの因子」について詳しく見ていきました。この記事ではウェルビーイングを上げる追加要素として前野教授が様々なメディアで語られていた要素を二つ、ご紹介します。

▼まだVol.1を読んでいない方は、まずはこちらからどうぞ!

「幸せの四つの因子」ウェルビーイングを上げる大切な要素 Vol.1

俯瞰する力~幸せであるために重要なもう一つの要素①~

前野教授はTED×Talksに登壇した際、幸せに繋がる要素としてもう一つ「俯瞰する力」を上げています。不幸せな人は「部分」を見る傾向があるので失敗や不安を見続けてしまい、反対に幸せな人は「全体像」を見る傾向があるので前向きに切り替えがしやすいと。

ここでいう前向きさとは「ま、いっか」と取り組んでいたことを放り出すという意味ではなく、俯瞰することで「ではどうすれば上手くいくか」と次のアプローチや戦略を考えて前に進めることを言います。

俯瞰する力はコーチングにおいても自分や場を客観視する上でとても重要な要素なのですが、元々得意な人もいるとはいえ、身につけるにはある程度のトレーニングが必要だなと感じています。意識的に視点を変えて物事を見る習慣や、「私は面倒だなと感じている」「私は真面目という言葉に反応した」などメタ認知する習慣などが役に立つように感じます。

海外を経験する~幸せであるために重要なもう一つの要素②~

前野教授はNewsPicksで落合陽一さんと対談した際、「元々不安になりやすい遺伝子を持った日本人が、ウェルビーイングを上げるためには?」と問われて、「もっと海外に出たほうがいい」と言及しています。

これに関してはフランス&オーストラリアに6年半住んだ私としても、100%同意見です。フランスに住んだことがある友人ともよく「日本は本当に安全だし恵まれている」なんて話すのですが、海外経験は幸せの4つの因子を全て高めることができるんですよね。

  • やってみよう因子
    「ビザを申請する」「母国語でない言葉で生活する」など日本では経験できない新しいことだらけなので、色々やってみることで経験値が溜まり成長にも繋がります(逃げ道がないというか、「やらない」という選択肢を取れない環境なのがいいのかも)。
  • ありがとう因子
    例えば乾いた気候で「シャワーは5分」など水の使用制限があるオーストラリアに住めば、いつでも温かいお風呂に浸かれることに感謝の気持ちが生まれます。日本で「当たり前のようにあったものが、当たり前では無かった」と気づける機会にも。
  • なんとかなる因子
    必然的にチャレンジの回数が増えるため、なんだかんだ周りが助けてくれたり、どうにかなるものなのだという感覚が強くなっていきます。サバイバルスキルが格段に上がりますし、日本が本当に「至れり尽くせり」だったことにも気づいたり。
  • ありのままに因子
    「和」を重んじる日本に比べて、欧米は特に「個」を大事にしている国が多いので、「自分は自分のままでいいのだ」という感覚が育ちます。周りに合わせるよりも、自分の意見をしっかり持っているほうが歓迎されることも多々。

海外生活をするとなるとちょっとハードルが高いかもしれませんが、海外旅行に行くことでも似たような経験はできるのかなと思います。旅行中は気持ちが少し大きくなって、「せっかく来たのだから」と色々チャレンジできることもありますし、文化や習慣など分からないことも多いので、よく現地の人に助けてもらったりもしますしね。

最後に

二記事に渡って、「幸せの四つの因子」について見てきましたが、いかがだったでしょうか?

まずは自分が取り組めるところから、少しずつでも行動を起こして、ウェルビーイングを高めていきたいですね。

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