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ストレングスファインダー「内省」の世界

ストレングスファインダーの内省

この記事ではストレングスファインダーの34資質のひとつ、「内省(Intellection)」の持つ世界観やその活かし方について書いています。

内省は思考の海にダイブする

「考える才能」と言われても、あまりピンとこない人が多いかもしれません。

内省は目の前にあることを360度から考え、深く潜れるだけ潜ろうとする資質。一旦思考モードにはいると、底の無い海に潜るように、どこまでも思考を巡らせます。もしかすると一緒にいる人は、「あれ?どこいっちゃったの?」と感じるかもしれません。

内省の価値は、その思考の深さから生まれる「本質的な気づき」です。物事を深く理解したいと願うので、時には言葉を発した相手以上に、深い気づきをもたらしてくれることがあります。

考えている途中では、それを誰かとシェアしたり、新しい情報を頭にいれることが難しい内省。納得できる「何か」を掴めるまで、一人の時間を必要とするのはこのためです。

内省は365日何かについて考えています。その思考はとても自然に始まります。本人も気づかないほどに。

内省の方向性は無限

Observe keenly to stretch the wings of intellection.
知性の翼を広げるために、よく観察することだ。
ーArun Prasad

例えば戦略性は現在地から目的地までのルート、原点思考は過去からの今にいたるタイムラインに考えを巡らせます。内省は360度の様々な視点から物事を眺めます。そのため、その方向性には限界がありません。

シンプルさのなかにある複雑さを見つけることもできますし、反対に複雑さの中にあるシンプルさを見つけることもできます。過去の経験のなかにある本質を抜き出して、今に活かすにはどうすればいいか、その深い繋がりを見つけることもできます。

着想が見つける繋がりは、火花のように一瞬ですが、内省が気づける繋がりは、水に落ちたコインが沈んでいく軌跡のよう。

そこには、他の人が想像もできない「深さ」があります。

内省を研ぎ澄ます

Sometimes you need to be alone, in order to find out who you really are and what you really want in life.
時々一人になる必要がある。自分が本当は何者なのか、人生に本当に求めていることは何なのかを見つけるために。

様々なことを深いレベルで理解しようとする内省。考えたいことのリストがあまりにも多くなりすぎると、パソコンのスピードが落ちるように、内省の精度も落ちてしまうようです。

内省の大きな価値である「深い気づき」を得るためには、いくつか意識したいポイントがあります。

まず一つ目は「脳内スペースを内省のために空ける」ということ。何でも考えてから行動したい内省は、思考を少しでも必要とするタスクを溜めてしまうことがあります。例えばチケットの予約や、誰かへの返信、人と会う日程の調整など。

ですが後回しにしたタスクは脳のスペースを占めてしまうので、内省が納得できる思考をすること自体が難しくなってしまうのです。

成熟している内省は、何について思考するかを選択します。深い思考を必要としないタスク、または多少失敗しても大きな問題ではないタスクはできるだけその場で片づける。頭の中をクリアにしておくことで、集中したいテーマに対する深い気づきを得られます。

もう一つのポイントは「自分の内省が気持ちよく走る場所を知っておく」こと。

少しだけ人の声が聞こえるカフェで一人過ごしているとき。人工物の無い自然のなかにいるとき。または電車に揺られているとき。今までの自分を振り返ってみて、納得のいく思考が得られたシチュエーションを覚えておくと、内省を活かすことに役立ちます。

内省を視覚化する

内省の大きな特徴は、この壮大な思考のすべてが頭の中で起きているということ。つまり「アウトプット」をしない限り、他の人はそれを見ることができません。

内省が生み出す深い気づきは、とても価値のあるものです。この資質を強みとして活かすために、頭の中にあることを表現することはとても重要です。

誰かと話すことでも文章でも、どちらでもかまいません。とにかく文字通り、頭の中から外に出しましょう。内省の気づきに触れた人は、少し深いレベルでの思考が始まります。相手にも、物事にも深さをもたらすことができる才能です。

また「脳内のスペースを空ける」という観点からも、アウトプットは効果的です。最初から文章をまとめる必要はありません。頭の中を整頓するためだけに、ブログを書いたりSNSを使ってみてもいいでしょう。

内省を抽出する

I know more than I say,
think more than I speak,
and notice more than you realize.

私は言葉にする以上に知っている。
語る以上に考えている。
あなたが理解している以上に気が付いている。

内省が考えていることは、とても言葉では語りきることができません。言葉を紡ぐのに時間がかかるのは、そのクリアに見えた気づきを正確に表せる言葉を探しているから。ひとつの言葉の向こうに、何千もの、何万もの、思考があるのです。

だからこそむしろ、すべてを言語化するよりも、考えることで得られた深い気づきを、シンプルで研ぎ澄まされた言葉で表現すると人の心に響くと思います。

内省が得意とする本質だけを抽出する。シンプルなものを複雑に読み解き、それを今度はより洗練されたシンプルなものに戻す。そこには触れた人の心をインスパイアし、その世界を一段階深くしてしまうような力が秘められているのです。

誰もたどりつけないぐらいの深さで、世界を理解しようとしている内省。
わたしが愛してやまない世界の一つです。

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