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ストレングスファインダー「着想」の世界

着想は繋がる

着想は、その名の通り、アイディアとアイディアをくっ付けて、新しいアイディアを生み出す才能です。

繋げる才能は色々ありますが、着想の繋げ方は一風変わっています。はたから見ていても、なぜそれがそこへ繋がったのか、さっぱり見当がつかない。
本人に尋ねても「う~ん、なんとなく?」みたいな答えが返ってくるときも。ロジックに従って繋げているというより、「繋がっちゃった」という感覚に近いかもしれません。

着想が起こる瞬間は、火花のように一瞬です。
例えば誰かと話しているときだったり、街中を歩いているときだったり、ネットで記事を読んでいるときだったり。漫画で見るような「!!」という文字が実際に脳内で浮かんでいるんじゃないか、と私は本気で思っているのですが、周りの人が思いつかないようなアイディアがパッと降ってくるようです。

「斬新なアイディアを閃く」「今までに無かった考えを思いつく」
という点において、着想の才能は飛びぬけています。

着想はユニークさを求める

What makes you different or weird – that’s your strength.
あなたが他の人と違ったり、変だと見られるのなら、それはあなたの強みである。

メリル・ストリープ

着想にとって、この新しいアイディアが生まれる瞬間は、とてもワクワクするもの。まるで小さな子供がいたずらを思いついた時のように、無邪気な輝きを目に宿している人も多いような気がします。

「誰かと同じ」であることよりも、「人とは違っていること」「ユニークであること」を好みます。クリエイティビティは点と点を繋ぐことだ、と言ったのはスティーブ・ジョブズですが、正に点と点を繋いで、まだ誰も考えたことのない何かを創造することに価値を感じるのです。

洋服や文房具など、普段使いのものにも、ちょっと人とは違うデザインや面白さを取り入れる人も多いようです。「なにそれ、変わってるね!」と人から言われることは、着想にとっては最上の誉め言葉。

ユニークな人、モノに惹かれますし、それを見つけることにも長けています。

着想は枠を壊す

Every act of creation is first an act of destruction.
いかなる創造活動も、はじめは破壊活動だ。
ーパブロ・ピカソー

着想がなぜアイディアを生み出す天才かというと、ひとつは枠に囚われない自由な物の見方にあると思います。
着想の世界の見方って、ちょっと天邪鬼なところがあるのです。「A=山」と世間で広く知られていることに対して、「ほんとに?A=海もあるんじゃないの?」と、その枠の向こう側を見に行こうとするところがあります。

既存の概念に囚われて「これはこういうもの」と考えるところがあまりありません。
脳内にたくさんのアイディアの点を持っていますし、それを自由に繋げていくことが出来ます
絵具をぶちまけたような、おもちゃ箱のような脳内から、何が飛び出すか本人にも分からない。むしろそれを面白がっているようなところもあります。

飛行機が発明される前、「鳥は空を飛べるが、人は飛べない」のが当たり前でした。鉄の塊が人を乗せて空を飛べるなんて、誰も想像もしなかったのです。
「人は飛べない」という枠が、「飛行機で空を飛べる」という新たなアイディアによって壊されたとき、人は新しい世界を手に入れました

着想の持つ自由な発想は、周りの人が持っている「当たり前」の枠を、軽やかに壊してくれる。そんな価値を秘めています。

着想を羽ばたかせる

Every child is an artist, the problem is staying an artist when you grow up.
子供は誰でも芸術家だ。問題は大人になっても、芸術家でいられるかどうかだ。
ーパブロ・ピカソ-

人は誰でも子供の頃はクリエイティブで自由な発想を持っています。ところが、大人になるにつれて「正解を求められること」が増えると、その創造力は萎んでいってしまいます。「A=B」の世界は、クリエイティビティの対極にあるからです。

せっかく生み出したアイディアに対して
「それは無理だよ!」
「どうやって実現するつもり?」
「前例がない」
なんて言葉をかけられると、着想は次第に活力を失ってしまいます
「また変なこと言ってる」と言われないために、自ら着想を抑え込んでいる人もいるかもしれません。

ちょっと考えてみてほしいのですが、世界で生まれた多くの発明、例えば飛行機や電話や機関車は、最初は誰にも理解されませんでした。これまでに世界に存在しなかったものは、多くの人にとって「日常」という枠の外にあって、すぐには受け入れることが難しかったのです。
今ではそれらの発明は、私達の日常に欠かせないものになっています。新しいアイディアが世界に受け入れられるまでには、いつだって時間がかかるもの。

他の人とは違う角度から世界を見て、新しい発想をする着想の才能は、この世界にとってとても価値があります。創造力の翼が自由に羽ばたけるように、アイディアを安心して自由に話せる場を、是非見つけてほしいのです。

言葉にしたアイディアに「面白そう!」「もっと詳しく聞かせて?」と乗ってくれる人。そのアイディアを実現するための方法を、一緒に考えてくれる人。
頭の中にあるアイディアは、言葉にしてアウトプットすることで、さらなる繫がりを生み出すことが多くあります

もしかするとそれは、所属する組織や世界そのものを変えてしまうような、貴重なアイディアかもしれません。

着想を具現化する

Imagination is the beginning of creation. You imagine what you desire, you will what you imagine, you create what you will.
空想は創造の始まりである。
願いごとを空想し、次に空想したことを決意し、
そしてついには、決意したことを創造する。

ージョージ・バーナード・ショー

「こうなったら面白いかも」
「こうなったら凄いかも」

着想の発想は、そんな無邪気な好奇心から生まれます。

「それは無理だよ」という、大人たちの声に流されずに、それを実際にこの目で見るために、ちょっと頑張ってみてください。

着想の最大の活かし方は、自由な発想で生まれたアイディアを、実際に誰かのために実現することです。

実はクリエイティビティが一番発揮されるのは、まったく自由な状態よりも、少し制限がかかった状態である、という研究があります。特に組織などで、ある課題に対して、どうにも動けない、膠着状態が起きているとき、着想の持つ自由な視点は突破口を見つけることに役立ちます

アイディアを思いついた人が、最後まで実行しなければいけないわけではありません。アイディアを思いつく人、実現させるためのプランを練る人、実行に移す人。それぞれの役割があります。
一番大切なことは、人やチームや世界が、その先へ進むために、自分は何を出来るかなのですから。

空想した枠の向こうの世界を、創造して現実のものとすること。
それは着想にとっても、周りの人にとっても、新しい世界との出会いになるだろうと思います。


世界を誰よりも自由な視点から見つめ、新たな世界を生み出す着想。
私が愛してやまない世界の一つです。

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