今コーチングを学んでいる人や、すでにコーチ資格を取得していて、コーチングを学び続けたい人におススメの本を紹介します。私自身がバイブルのように、繰り返し読んでいる本です。
(コーチングのイロハについてではなく、理解を深めるための本なので、すでに基礎的な部分は押さえている人向けです)
コーチングガイドブック
「コーチは誰しも優秀なコーチである時と、そうでない時がある」
NLPに関する著書をたくさん出されている山崎啓支さんの本。コーチに必要なマインドや、コーチング中に脳内で起こるメカニズムなどを、分かりやすい例やたとえ話を交えながら、説明しています。
この本、使われている言葉はシンプルなのですが、内容が深すぎて一回読んだだけではよく分かりません。繰り返し読みたい、マインドセットするために活用したい、そんな本の一つです
新インナーゲーム
コーチングはクライアントのポテンシャルを最大限に引き出すもの。その原点にもなったと言われる本で、テニスプレーヤーのコーチであるティモシー・ガルウェイが、選手のパフォーマンスを最大に発揮するための指導方法について書いています。
コーチングについて書かれた本ではありませんが、「ゾーンに入る」「フロー状態」と呼ばれる、人がとても集中した状態を作り出すためのメカニズムについて分かりやすく説明されており、コーチングなどテニス以外の日々の生活にも応用できる要素が満載です。
自分の小さな「箱」から脱出する方法
この本に出会ったのは20代の頃、コーチングを知るよりも前のことですが、読んだとき「これ、私のことが書いてある!」と刺さりまくった本です。
人と人の関係性を、「箱」というメタファー通して物語形式で読めるので、とっても分かりやすい。以前働いていたベンチャー企業では、入社研修での課題図書になっているほど、人材育成に関わる分野で幅広く読まれています。
コーチングはコミュニケーションスキルでもあるので、読んでおいて損はない一冊です。
この気持ち伝えたい
コミュニケーションで大切なことを、「キャッチボール」というメタファーを使って描いた絵本。とってもシンプルなのですが、コーチングの本質とも言える要素がつまっています。
コーチングは目標達成や成果を上げることが全てではありません。「この気持ち伝えたい」そこから始まる小さな一歩。何度も読み返したい一冊です。
禅マインド ビギナーズ・マインド
コーチングは「今ここに在り続ける」ことを求められます。自分自身の価値感や課題を脇に置いて、クライアントと共にこの瞬間にい続けるために、「マインドフルネス」や禅の考え方に触れておくことが役にたつことがあります。この本は、アメリカで広く瞑想を広められた鈴木俊龍さんの法話がまとめてあり、コーチとしてのマインドを磨いていきたい方にはお勧めの一冊です。
コーチングにおける質問やフィードバックなどのスキルは、要素のほんの一部でしかなく、セッションの成果はコーチのBeing(在り方)に大きく左右されます。それゆえに、コーチは自分自身にもコーチをつけ、自分を整えることを大切にしています。
コーチとしての学びの旅を続けるお供になりそうな本があれば、随時追加していきますね。
コーチングの秘訣は「アハ体験」+「行動」 人は「セーフティネット」があると、チャレンジしやすくなる