「新年のやりたいことリスト100」を作るコツ

地図とコンパス

年末年始は、「仕切り直し」をするには絶好の機会。これから「新年のやりたいことリスト」を作ろうとしている方に、いくつか参考になる視点をお伝えします。

とにかく全部出し切る

リストを作る上で大切なことは、「とにかく頭の中から全て出し切る」ということです。やりたいことを書きだすのは、「脳内の整理」をすることと同じ。クローゼットの整理をするときに、手前だけ整頓してもあまりスッキリ感が無いのと同じで、一旦外に全部出すのがポイントです。

ペンを握ってスラスラと出てくるやりたいことは、「普段から考えていること」や、「やってみたいこと」(時間や労力をかけてまではやりたくないこと)だったりもします。ペンが止まった時にこそ、もう一つ、あと一つと、雑巾を絞るように捻りだしてみましょう。

実際にリストが100個になるかどうかはあまり重要ではないのですが、人は「空白を埋めたくなる生き物」。100まで番号をふられた空白のリストを準備すれば、思考し続けるのに役立つかもしれません。

あらゆる制限を外す

リストを作る際に、「お金が無い」「時間が無い」「自信が無い」などの「ナイナイ状態」を前提に考えてしまうと、非常に面白みに欠ける「やりたいことリスト」ができてしまうでしょう。というのも、その状態の脳が出せるアイディアは「無難に実現できそうなもの」になりがちだから。

「やりたいことリスト100」を作ることの付加効果は、書いているだけでワクワクしたり、新しい年を始める上で「ポジティブな影響をもたらすエネルギー」が生まれるところです。実際にそれらのアイディアを実現するかどうかに関わらず、「動いてみよう」「チャレンジしてみよう」という前向きな脳の状態を作りやすくなります。

まずは一旦すべての制限を外した上で、「やりたいこと」をリストアップしてみましょう。お金や時間などの課題をどうクリアできるかを考えるのは、その後でも遅くありません。

領域を分けて考える

やりたいことを書きだす時、人生全般についてではなく、「人生の各エリア」に分けて考えてみるのも一つのやり方です。自分なりにカテゴリー分けしてみてもいいと思いますが、参考までにコーチングでよく使われる「人生の輪(Wheel of Life)」をご紹介しておきます。

例えば「環境」であれば「模様替えをする」「絨毯を買い替える」など、自分を取り巻く物理的環境に関すること、レジャーであれば「テニスの試合に出る」「毎月一回映画館に行く」など、趣味や遊びに関することを書きだしてみましょう。

エリア分けをすることで思考の焦点が定まりやすくなるため、より具体的なアイディアであったり、意識していなかったことについても「やりたいこと」が見つかる可能性が高くなります。

リスト作りに役立つ質問たち

やりたいことについて考える時に限らず、思考は全て「問い」の種類によって、その精度や深さが変わってきます。以下にいくつかリストを書き出す上で役立ちそうな問いをあげておきますので、参考にしてみてください。

  • 誰かが100万円くれたら何をしたい?
  • 一年が12か月から13カ月になったとしたら何をしたい?
  • これをやると今年の充実度が50%上がるものがあるとしたら?
  • 「会いたい」と思いつつ会えていない人は?
  • 「もういい加減止めたい」と感じることは?
  • ずっと先延ばしにしていることは?
  • 今年あなたが世界に届けたいことは?

 「やりたいことリスト」はコーチングのプロセスの中でも作ることがあるのですが、作成後すっかりその存在すら忘れていたとしても、1年後に見返してみるといくつかのことが実現出来ていたりするという不思議な現象がよく起こります。

頭の中に留めておくのではなく、言葉にしてアウトプットすることで無意識が意識化されて、より実現に向かうエネルギーが生まれやすくなるのかもしれないですね。

脳がクリエイティブな状態を作るには「遊び心」が欠かせません。是非、ゲーム感覚で、楽しく「やりたいことリスト100」を作ってみましょう!

▼ちょっと勇気のいる「やりたいこと」に、誰かのサポートを借りながらチャレンジしてみたいという方は、「ライフコーチング」も覗いてみてください。

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