【12/21(土)】Re:Book~ひとつの物語から始まる対話の空間~「奉仕(Service)」

思考をスッキリさせたい人におすすめ「3日間ファスティング」

コーチというお仕事をしていると、自分の頭・心・体をベストな状態に保っておくのって、なんなら最優先事項だったりします。日頃からテニスやダンスなど運動をしたり、自分のための時間をとったり色々意識してはいるのですが、そうはいっても人間なので、完全にセルフコントロールできるかというと、、、そうでもない(笑)。

そんなとき友人から勧められて、「三日間のおうちファスティング」にチャレンジしてみたところ、思いのほか色々なメリットがあることを実感できました。

頭・心・体のバランスを整えたい人や、思考をスッキリさせたい人には本当にお勧めなので、是非読んでみてください。

Memo

この記事は個人的な体験に基づくものであり、私はファスティングの専門家ではありません。ファスティングにチャレンジしてみたい方は、専門家など詳しい知識を持っている方のガイドを参考にされてくださいね。

ファスティングって難しい??

断食を意味する「Fast」という単語から来ているファスティング。語源はもっと宗教的な意味で「戒律をしっかり守る」ことだったのが、そこから転じて、「断食をしっかり守る→断食する」になったようです。

断食って三日三晩お寺に籠って口にするのは水のみ、、、うわ~ちょっと難しそう&大変そうなイメージがありました。でも、最低限の栄養素をとりながらおうちで出来るファスティングは、もうちょっと緩いイメージ。

実際三日間のファスティングをやってみて感じたのは
けっこう気軽に出来る!
ということ。(あくまでも個人の感想です)

少し準備はいりますが、それ以上にメリットが大きいので、自分のための時間としてスケジュール調整してでもやる価値はあると思います。

ファスティングで得られる効果①:頭がスッキリする

どちらかというと体のデトックスをしたいなあと始めたファスティング。一番ビックリしたのは「頭がスッキリ」したこと。

特に固形物を口にしない3日間のファスティングを終えた、4日目の朝の爽快感といったら!なんかもう、目の前の世界がぱああああっと広がっていくような、とてつもないスッキリ感でした。

元々すごく思考量が多い人なので、考えることが増えると、なんかこう「頭にモヤがかかったような状態」になったりするんですけど、雲が晴れて青空が見えるような感覚でした。

普段から色んなことについて考えている、考えすぎちゃう人、「考えないって何デスカ?」と思っている人は、ちょっと今までに無い体験になるかもしれません。

ファスティングで得られる効果②:体が軽くなる

ファスティングはダイエット目的で始められる人も多いですよね。私も実際に3Kg痩せましたし、体が軽く感じられるようになりました。ファスティングによるダイエットのメリットは、一定期間食事をしないことで胃が小さくなるので、上手くやればリバウンドをしないことかなと思います。

後は肝臓や腎臓の機能が回復したり、血行が良くなることで、肌がキレイになるのも嬉しい効果のひとつ。人によっては花粉症が治っちゃった、なんてケースもあるみたいですが、個人差はあれ体のデトックスができるのは間違いないです。

因みに、、ファスティング中食べられなかった反動で暴食すると、内臓の機能が回復しているが故に吸収が良すぎてリバウンドするらしいので、要注意!です。

ファスティングで得られる効果③:五感が蘇る

ファスティングをすると疲れていたり衰えている体の色々な機能が元に戻るのですが、「五感」もそのひとつ。

例えば味覚でいうなら、「塩味」を感じやすくなる。つまりこれまでと同じ味付けだと、濃いと感じるので塩分を控えるようになったり。食材の本来の味を楽しみやすくなったと感じました。「食べることは人生の楽しみのひとつ」という人には、とっても嬉しい効果ではないでしょうか。

私の場合は香りもより繊細に感じるようになりましたし、なぜか聴覚が敏感になって、これまでと同じ音量だとうるさいなと感じるようになったりしました。五感って直観とも関連していると言われているので、直観力を磨きたい人にもいいかもしれないですね。

ファスティングで得られる効果④:食生活のパターンをリセット出来る

「自分が食べるもので、自分の体が出来ている」ことを頭では分かっていても、一度身についた食生活のパターンを変えるのは中々難しいもの。ついつい脂っこいものが恋しくなったり、コーヒーやアルコールを止められなかったり。

ファスティング期間中、食事をしないことで、「食生活をリセットして新たに構築できる」のは、意外なメリットのひとつでした。スーパーに行っても、これまでと食べたいものが変わってくるんです。より健康的なものに目が行きますし、添加物がたくさん入っているものを食べると体の調子が悪くなったりするので、原材料が以前より気になるようになりました。揚げ物はファスティング後も二週間ぐらい、食べたいと思わなかったです。

それからよく噛んで食べるようになりました。ファスティング明けの回復食の期間って、食材をよく噛んで小さくしてあげないと、消化しにくくてお腹の調子が悪くなるんです。で「30回は噛みましょう」って色んなところで書いてあるので、真面目にやっていたら、それがそのまま習慣になりました。よく噛むと満腹感も得られて食べ過ぎも防げるので、嬉しい効果のひとつでした。

今の自分の食生活を見直したいと思っている方には、いい好機になりそうです。

ファスティングで得られる効果⑤:時間ができる

ファスティングで得られる意外なメリットのもうひとつは「時間の余裕ができること。私の場合は普段自炊をするので余計だと思うのですが、料理をしない&食べないことで、一日平均2.5時間が浮きました。

家族のご飯を作らないといけない人なんかは、料理しているとどうしても食べたくなっちゃうので、作り置きしておくとか工夫が必要かなと思います。キッチンにたたないための。
で、浮いた時間を、これまでにやりたいけど中々出来なかったこと(読書でも、映画でも)に当てる。そうすると心も満たされるし、夢中になっているとお腹が空いているのが気にならなくなったりするので、一石二鳥かと。

3日間ファスティングの具体的なやり方

ファスティングって「味噌汁ファスティング」やら「青汁ファスティング」やら色々あるんですけど、私がチャレンジしたのは「酵素ファスティング」。最低限の栄養素を酵素ドリンクから補給しながら行うものです。

やり方はいたってシンプルで、三日間のあいだ、酵素ドリンクを炭酸水で割ったものを一日6回飲むだけ。そのあいだに、水・ハーブティーをひたすら飲んでました。一日平均2Lぐらいかな。固形物は一切口にしない代わりに、塩分が足りないと頭痛やめまいが起きやすいので、塩を舐めたり具なしの味噌汁をちょこっとだけ飲んでました。

でここで悩むのが「どの酵素ドリンクを買ったらいいの?」ということ。酵素ドリンクはネットで調べると本当に色んな種類があって、回復食などがセットになっていたり、海外の有名セレブ御用達などなど、高いものだと数万円するものもあります。

それから「一人でもできるのか?専門のトレーナーをつけたほうがいいのか?」迷う方もいるかもしれないですね。ここは個人の好みがあるかと思いますが、わたしの場合は昔から何でも一人でやってみて無理ならお願いする、のがパターン(留学もエージェント通さずに自力で行った人です)。

なので、ひとまず国産の原材料のみを使っているという優光泉というドリンクを購入。販売元は九州にあるエリカ道場という会社で、無添加であることと、自社で断食道場を運営していることから選びました。価格的にも酵素ドリンクの中では良心的な金額だと思います。

酵素ドリンクって人によって物によっては味が苦手、という人もいるみたいですが、優光泉はちょっと酸味のきいた梅味があって飲みやすかったです。あと断食道場をされているだけあって、一日or 二日 or 三日間ファスティングや、一日の食事の一部を酵素ドリンクに置き換えるプチ断食などの、詳しいやり方が書いてある冊子がついてきたのが助かりました。

ファスティング前の準備食について

ファスティングする上でちょっと落とし穴になるのが、三日間ファスティングとはいえ、その前の準備食三日間、回復食三日間の期間をいれると、実際は9日間ぐらいが必要になることです。特に普段の食生活が荒れている人ほど、急にファスティングに入ると体がビックリしてしまうので、徐々に慣れさせる必要があります。

準備食期間は一般的には「まごわやさしい」で表される、以下の食材を意識すると良いと言われています。

  • まーまめ(納豆、味噌などの豆類)
  • ごーごま(クルミやアーモンドなどのナッツ類)
  • わーわかめ(昆布、ひじきなどの海藻類)
  • やーやさい(野菜全般)
  • さーさかな(魚類全般)
  • しーしいたけ(キノコ類)
  • いーいも(じゃがいも、さつまいもなど)

揚げ物や動物性食品も避けた方がいいので、和食中心になるかなと思います。慣れてくると準備食期間無しでもいけたりするらしいですが、断食の効果も高まるので、準備食期間はあったほうがいいようです。
因みに私はちょっと日数の計算を間違えて準備食無しにファスティングに臨んだため、痛い目にあいました。

ファスティング明けの回復食がポイント

準備食よりもファスティング期間よりも重要になるのが、食事を徐々に戻していく回復食の三日間

体の機能が元に戻って、とても吸収が良い状態になっているので、ここで何を食べるかがファスティングの効果の命運を分けると言っても過言ではありません。反動で脂っこいものとか食べるとリバウンドに繋がりますし、コンビニ飯とか添加物の多いものを食べた日には、、、、。

私は酵素ドリンクについていた冊子に沿って回復食を取りましたが、これがすごく良かったように思います。一般的なファスティングは三日間のファスティングの後に、一日三食を量を抑えて戻していきます。朝は重湯、昼はおかゆを少し、夜はおかゆをもう少し、てな感じで。

冊子で紹介されていたやり方では、朝・昼は酵素ドリンクのまま、夜だけおかゆ、というのをさらに三日間続けるんですね。本当にゆっくり、ゆっくり、元に戻していく。おかげでリバウンドも無かったですし、無理なくファスティング出来たように思います。

ファスティングをするうえで注意したいこと

初めてファスティングをする人、準備食をちゃんと取らなかった人などに表れやすようなのですが、ファスティング中に「頭痛・吐き気・めまい」などが起きることがあるようです。私も初めての上に準備食を取らなかったため、二日目に頭痛、三日目に吐き気がやってきました。

体調不良と勘違いしてファスティングそのものを止めてしまう方もいるようですが、これ好転反応の一種らしいです。細胞の毒素や老廃物が血液中に流れ出る影響であらわれるんだとか。デトックスが起きている証拠なのでファスティングを止める必要は無く、わたしも四日目にはスッキリおさまりました。

ただかなり個人差があるようで、知り合いには耐えられないほどの痛みだった人もいて、無理は禁物のようです。ファスティングを成功させるコツって、本当に無理のない範囲でやることなんですね。しっかりと効果を感じるには三日間ファスティングがいいのですが、初めてなら一日だけとか、自分の体と相談しながら続けていくことが一番大切です。

自分のために、おうちリトリートをしよう

始める前はもっと「あ~耐えられない!何か食べたい!!」ってなるのかと思ってたんですが、意外と大丈夫でした。一日目の夕方が一番しんどくて、二日目には食べないことになれ、三日目の夜は「もうファスティング終わっちゃうのか」と、ちょっと残念な気持ちになったほど(わたしはちょっとマゾっ気があるのかもしれません……)。

初めての体験なので自分がどういう状態になるのか読めないし、できるだけ仕事量を減らしてのぞんだこともあり、ちょっとしたおうちリトリートになりました。PCや携帯も極力触らず、のんびり、ゆったり、時間を過ごす。動画見たり、ゲームしたり、好きなことはしてましたけどね。

仕事がめちゃ忙しい時期はちょっと勧められませんが、完全な休みじゃないと出来ないかというとそうでもないと思います。実際わたしはファスティング期間中にもセッションをいくつか入れてたのですが、なんなら普段より思考が冴えている感じでした。

思考のリセット、体のリセット、心のリセットをしたい方は、是非スケジュールを調整してファスティングを計画してみてくださいね。自分のためのご褒美時間になると思います!

▼思考の整頓をしたい方には、コーチングもおススメ。

コーチングとは コーチングって何?【2024年最新版】 ジャーナリングのすすめ ジャーナリングのすすめ「スッキリした脳で一日を始める」