ストレングスファインダー「慎重さ」の世界

”原動力は怖れではなく気配り”
まだまだ知られていないストレングスファインダー「慎重さ」の世界。

「慎重さ」は着地点を確かめる

どちらかというと世界ではレア資質に入る慎重さ。
強みとして開花させている人に出会う可能性自体が少ないため
少し誤解されやすい資質かもしれません。

リスクを避けるためプロジェクトやプランのスピードを遅くするというのは
この資質が受けやすい誤解のひとつ。

慎重さは実行力資質です。
もちろん前に進みたいと思っています。
でも暗い中ジャンプしたら泥沼だった、みたいな状態で飛ぶのは嫌なのです。

暗闇で足元を照らしてくれる星の光のように、
人や物事がどこに着地するのかを明らかにしてくれる情報があれば、
慎重さは迷いなく飛ぶことができます。

今知ることができる全ての情報を様々な視点から吟味して、
誰もバランスを崩すことが無い、最も確実な道を選びたい
慎重さは思っています。

「慎重さ」は見えないリスクを見る

リスクと一言で言うと、例えば誰かが傷つくとか、失敗するとか
そんなイメージがあるかもしれません

ですが、慎重さは他の人が見ることのできないリスクも見ています。
例えば
「手に入れられるはずの機会を失うこと」
「本来の価値が提供できないこと」
などもその中に含まれます。
これらは誰にとっても大きな損失となり得るにも関わらず、
私たちは「どうやって機会を手に入れるか」にばかり焦点を当てることが多いかもしれません。

慎重さがもたらす考察には、他の人では思いもよらない視点があります。
現状から考え抜かれた「できるだけ多くの機会を守る」という慎重さの強みは
多くの人にとって価値のあることです。

「慎重さ」は決断する

慎重さの英語訳”Deliberatibe”の動詞”Delibarate”は審議するという意味です。
裁判などでも使われるこの言葉、つまりは「決断するために」考察しているのです。

慎重さはずば抜けた決断力を持っています。
様々なリスクを排除して、ありとあらゆる角度から考え抜かれたその選択は
とても正確です。

その強みは特に、非常に重要な選択を迫られる場面で発揮されます。
他の人が考えもしないようなリスクにも配慮し、
「最高の結果を得るための道はこれです。なぜならこういう理由だから。」
と慎重さに言われると、その場にいる人は思わず納得してしまいます。

何かを決断した慎重さの言葉は、他者への影響力を持っています。
人生に大きな変化をもたらすような重要な決断をする必要があるとき
慎重さの視点は多くの気づきをもたらしてくれると思います。

「慎重さ」を磨く

安心できる状態で行動を起こしたい慎重さは、
準備なしにジャンプしてしまう(又はジャンプせざるを得ない)と、
着地点でかえって時間をとってしまうことがあるかもしれません。

例えば会議やプロジェクトなど、決断することを求められることが分かっている時は
あらかじめ手に入れられる情報は出来るだけ手に入れておきましょう。
そうすれば、慎重さの強みの一つである「決断する才能」
存分に発揮することが出来ます。

また慎重さを強みとして活かすうえで一つ鍵になるのは勇気です。
「このまま進むとチームの価値を脅かすこんなリスクがあると思う。」
と言うとき、そのリスクはほとんどの人には見えていません。

”人やチームに理解されないかもしれない”
という別のリスクが見える慎重さは、言葉に出すことを止めてしまうときがあると思います。

ですが、他の人には見えないからこそ
慎重さ独自の視点は、とても価値のあるものなのです。

最高の成果を守るために、勇気をもって発言すること。
そして思考のプロセスを自信をもって共有すること。
これは慎重さを開花させる上で、大切なステップの一つです。

「慎重さ」は気を配る

開花している慎重さの強みは、怖れではなく気配りから生まれます。
”失敗したらどうしよう”ではなく、慎重さにはどうしても守りたい価値があるのです。
そのベクトルは自分自身ではなく、他者を向いています。

慎重さの英語訳である”Deliberative”の語源には
ラテン語の”libera=バランスを取る”が含まれています。

慎重さはありとあらゆるところに気を配り、最高の結果を得られる道を選びます。

一度決めたら、慎重さに迷いはありません。
様々な角度の視点から考え抜かれたその判断は、
誰にとっても信頼できるものだと思います。

慎重さはその性質ゆえ、自分のことを誰かに話すことは多くありません。
「どうやってその決断に至ったの?」
と思考のプロセスを尋ねてみたら、
きっとその背後にある、深い深い考察とリスクを排除するための配慮に驚くと思います。

 

この世界を全ての人にとって安心できる場所にしたいと願う慎重さ。
私が愛してやまない世界のひとつです。

 

 

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