ストレングスファインダー®はただの性格診断ツールではない

世に溢れる様々な性格診断テストを受けた後に、多くの人に起こるのが
「で?この後どうしたらいいの??」
だと思います。
モノによっては”このタイプはこんな風に行動するべき”とかアドバイスがあったりして、
気付いたら、その狭い枠の中に自分をはめようとしちゃったりする。

ストレングスファインダー®もまた、ウェブサイトには資質の特徴や行動のアイディアが書いてありますが、本質はそこではありません。

ストレングスファインダーはただの性格診断ツールではない。
私の個人的な考えをまとめてみます。

診断ツールの落とし穴ー”レッテルを貼る”-

診断ツールは自分を理解するための入り口としては面白いのですが、陥りやすいのは
タイプごとのレッテルを貼ってしまうということでしょう。

以前働いていた会社でDisc®という4つのタイプ分け診断ツールを使っていましたが、
「あなたはアナライザーだから~」とか、
「あの部下はコントローラーだから~」とか皆言ってましたからね。。。

私はたまたま入社時の研修で講師から
「君はカオスで、相手によってタイプを使い分ける。」と言われたので
レッテル貼りからは逃れられるはずでしたが、直属の上司には
「カオスか。一番面倒くさいやつやな。」と
予想外のレッテルを貼られたことがありました(笑)

ストレングスファインダーもまた、その本質を知らずに使うと同じ事が起こります。
ツールの上辺だけが独り歩きして、誤解を生みだしてしまう。

ストレングスファインダーのコンセプトとは?

ストレングスファインダーは自分が出来ること=What to doではなく、
自分の得意なやり方=How to doを教えてくれるツール、とも言われますが
私が実際にストレングスコーチになる研修で感じた本質は、もう少し深いところにあります。

ストレングスファインダーは「やり方=Doing」ではなく「在り方=Being」を整えるもの。

34個の資質で人を分けているように見えるのは表向き。
実際はTop5だけでも3300万通り、34資質だと全世界の人口をはるかに超える組み合わせがあることから、
「人はそれぞれ特別な存在である」
という考えが本質だと感じます。

誰もが強みを持っていて、多くの人が自分の可能性に気づいていない。
診断を受けてから才能を強みに開花させるプロセスは、自己基盤を強くしてくれます。

このツールが教えてくれるのは感情・思考・行動のパターン。
つまりシンプルに言うと、「自然体の自分」であって、
それゆえ本には、「才能(じぶん)に目覚めよう」という読み仮名がついています。

”ありのままの自分を認めよう”は、よく言われることですが、
これ結構難しいんじゃないかな。

そもそもありのままの自分ってどれなの?
認めるって具体的にどゆこと?
分かっちゃいるけど、上手くいかない!!

となったのは多分私だけではないはず。

ストレングスファインダーは「自然体の自分」を分かりやすくしてくれます。
自分の才能と過去の体験を繋げてゆくと、それが自分でも気づいていなかった
とてもユニークな才能だということが分かります。
そして変えたいと思っていた自分の弱みもまた、才能の一面でしか無いことが腹落ちすると、両方大切な自分の一部で、手放せないことが分かるのです。

ストレングスコーチングで、最初にクライアントからもらう感想の多くは
「自分はそのままでよかったんだ」。

上手くいかないのは本当は、周りの言葉や世間の常識(と呼ばれるもの)に影響されて
自分らしくないことをしているから。

自分の才能を理解するプロセスは、自分が感じていることに焦点を当てます。
イライラすること、楽しいと感じること、ワクワクすること
人から言われると嬉しいこと。そこには自分が大切にしている価値観があります。

自分を理解して、受け容れて、大切に扱う。
ストレングスファインダーの最終的なゴールは、一生資質と紐づけて全てを考えることではありません。
「自分らしい生き方」が見えてきたら、自然と資質を使って話す機会は減っていくのではないかな、と私は考えています。

才能に名前がついている理由

通常のコーチングでも、「リソース」といって
クライアントの過去の経験や成功体験から、強みを引出すことがあります。

ではなぜストレングスファインダーではこの「リソース」に名前を付けているかというと、
シンプルに扱いやすくするためだと私は考えています。

仮に「自分を大切にしよう」と言われても、どうすればいいのか分からない。
「自分」って、ちょっと漠然としすぎているのです。でも
”注目されることが好きで、期待されると半端ない努力で、すごいゴールにたどり着ける才能”に
「自我」という名前がついていて。
自分の「自我」を満たしてあげるために何をするか、はもう少し分かりやすい。
自分の才能を理解して、それを満たすこと、開花させることは、自分自身を慈しむことと同じです
そこに資質という名前がついているだけ。
因みに最終的に人が自分らしく輝いてる、というのが私の目指しているところなので、
それが達成されるならば選ぶツールは何でもいいと思っています。私はストレングスファインダー®とPoints of You®というツールを使っていますが、
だからといって他のツールに対して良い、悪いみたいなジャッジはしたくないです。ツールにはそれぞれ強みと弱みがあるし、それ以前に使う人次第で変わるものだから。
ある人のワークショップで嫌な感じを受けたけど、別の人のに行ったら面白かった、
みたいなことも起こるわけです。どちらかというと扱う”人”が鍵になると思います。私がこの二つを選んだのは、それぞれのツールのコンセプトが
自分が大切にしている価値観とマッチしているからです。

ストレングスコーチとして私が目指しているもの

ストレングスコーチは、コーチとコンサルタントのハイブリッドとも言われます。
成功パターンは人の数だけあるとストレングスファインダーではいわれるように、
ストレングスコーチの形も様々です。
ただ個人的には、ストレングスコーチングのベースはあくまでもコーチングであって、
クライアントの「考える力」「繋げる力」を育てるサポートであると考えています。

だから私のセッションではコンサルタントのようにアドバイスすることはあまりしません。

コーチはどうしているの?と聞かれれば、私の話をすることはありますし、
強みとして開花している人の事例をお話することもありますが、
それはあくまでもクライアントの選択肢を増やすため。

クライアントの中にはすでにたくさんの可能性が眠っています。
私のコーチとしての役割は、クライアントがその宝物を引出して
目の前にある何かと繋げることができるように、サポートすることです。

またクライアントがそのままでとても魅力的だということに気づけるように、
相手の可能性を誰よりも信じることです。

クライアントが自分で考える力、繋げる力は、その先の人生において道を切り開く力になる
これが、私がコーチングにこだわる理由です。

ストレングスファインダーは「旅」の始まり

ストレングスファインダーの診断を受けることは、「旅」が始まる時だと言われます。
自分の才能を理解し、開花させ、自分らしく生きていく一生の旅。

そしてクライアントの旅のガイドをするためには、
コーチもまた自分の才能を深く理解し、その強みを開花させる必要があります。

そう、私たちストレングスコーチもまた「旅」をしています。
何故なら自分が旅したところまで、クライアントの旅をガイドできるから。

あなたの旅は、もう始まっていますか??

ストレングスファインダー®を受けるには? Points of You”たまには目を閉じてみる”