「ストレングスファインダー®って、受けた後どうしたらいいんですか?」
よくいただきます、この質問。
そもそもこれって強みなのかイマイチ分からないし。弱みになってる気もするし。かといって、どうしたら強みとして活かしていけるんだろ?
ストレングスファインダー®は性格診断ツールではなく、才能の育成ツールなので、受けた後に続きがあります。才能を強みとして活かしていくための、3つの方法を書きます。
専門家のコーチングを受ける
一番手っ取り早いのは、ストレングスファインダー®の専門家であるストレングスコーチから、コーチングを受けることです。
ストレングスコーチはストレングスファインダー®を提供している米ギャラップ社主催の、専門のトレーニングを受けています。本やウェブサイトに載っていない、強みの哲学や、才能の取り扱い方、資質の組み合わせなど、様々な情報を提供してくれます。
単発のセッションもありますが、才能が強みとして開花し始めるのに3か月、ある程度コントロールできるようになるまで最低1年と言われていますので、継続セッションをうけるのが断然おすすめ。
ストレングスファインダーの診断結果は、一般的な傾向性を表したものに過ぎず、それが自分の日常にどのように表れているかを紐解くことが、最初のステップになります。自分のポテンシャルを、対話の中から引き出すコーチがいてくれると、才能がより身近に感じられるようになると思います。お金はかかりますが、一人でやるよりも、ずっと早く、強みを活かすことが出来るようになるでしょう。
▼ストレングスコーチとのセッションで得られるものについて、詳しくは以下の記事でまとめています。
講座やワークショップに参加する
もう一つの方法は、ストレングスコーチが主催している講座やワークショップに参加すること。
ストレングスコーチとのコーチングは1対1のセッションで、自分の才能への理解を深めるものですが、グループでの学びの場合、他の参加者との対話の中から気づきが生まれます。
才能は自分では当たり前過ぎて、本当に気づきにくいもの。
グループワークで、自分自身の体験について語ったときに、周りの人から
「うそ!すごい!!」とか
「え~!私それ絶対出来ない!!」とか聞くと、
自分の才能って、どうやら皆にとっては当たり前のことではないらしい、と気づくことが出来ます。
現在ストレングスファインダー®の講座を定期的に開催しているのは、ストレングス・ラボです。基礎・応用コースの他、組織内でストレングスファインダー®を活用するためのファシリテーションコースや、Points of You®やアンガーマネジメントと組み合わせたオリジナルコースなど、多彩な学びの場を提供しています。
代表の森川里美コーチは、日本にストレングスファインダーを広めた第一人者でもあり、彼女が登壇する講座はめちゃめちゃ面白いです。個性豊かなストレングスコーチ達が必ずサポートに入っているので、色んな強み話を聞けるのもメリットですね。
現在ストレングス・ラボ主催の講座は、オンライン開催になっているので、全国から参加することが可能です。森川里美コーチが、時々地方に遠征されることもあるので、是非チェックしてみてください。
また私もオンラインにて、定期的にストレングスファインダー®のワークショップを開催しています。皆さんにお会いするのを楽しみにしているので、こちらもチェックしてみてくださいね!
ストレングス・ラボは2023年12月をもって講座の運営を終了しています。グループでの学びに興味がある方は、日本全国のストレングスコーチが様々な講座を開催されていますので、検索してみてくださいね。
自力で学ぶ
最後に、一番お金がかからない方法が、自力で頑張る。
ストレングスファインダー®の診断結果を元に、SNSやウェブサイトで見つけることが出来る情報を頼りに、自己理解を深めていく。これも、とっても素晴らしいやり方です。
とはいえ、自力で学ぶとしても、一度でいいのでストレングスコーチのコーチングか、講座やワークショップを受けてください、と私はどうしても言いたくなってしまいます。
才能は、自分の無意識の感情・思考・行動のパターンであるため、自分では中々見えない部分が大きい。( そしてギャラップ社の日本語の説明がまた理解しにくいのです、、、 )
継続コーチングを受けてくださっているクライアントを見ていると思うのですが、ストレングスファインダー®の強みの哲学が腹落ちしていると、才能の成長スピードが圧倒的に早くなります。
セッションとセッションの間は、ご自身で自己理解を深め、才能を育てていくわけなのですが、こちらが見ていてビックリするぐらい、才能の扱いが上手くなっていきます。
自力で頑張る場合、どうしても情報のインプットが主になります。ですが、資質を理解する=自分を理解するではないので、どれだけストレングスファインダー®に関する情報を持っていても、実際には自己理解は進んでいないということも起こり得ます。
またネット上に溢れている情報は、伝わる時に少しずつブレていくもの。情報発信は誰でも出来ますし、残念ながらストレングスファインダー®の強みの哲学から、とっても遠い所にある情報も出回っているので、それに振り回されてしまうと、とっても勿体ないと思うのです。
才能はしっかりと育てることで、強みへと成長します。
ご紹介した3つ以外にも、きっと方法があると思いますが、一番大切なのは、
「あなたの才能は今、どういう状態か?」
ということです。
もし今のやり方で、成果を出せたり、人間関係が楽になったり、自分を上手くコントロール出来ているなら、そのままでいいと思います。「人それぞれの成功パターンがある」がストレングスファインダー®の強みの哲学のひとつですから。反対に才能に振り回されている感じがするとか、成果を出すのを妨げてしまっている、弱みになってしまっているようなら、これまでとは違うアプローチで才能を育ててあげる必要があるかもしれません。
是非是非、やってみたこと、そしてその結果を、観察するのを大事にしてくださいね。