ストレングスファインダーの資質の4つのグループとは?

ストレングスファインダーの資質グループの概要

ストレングスファインダー®には34の資質があります。自己分析ツールとして有名な、Disc®が4種類、エニアグラムが9種類のタイプに分けていることを考えると、34種類ってちょっと多いですよね。

で、自己分析をしていく時に分かりやすくするために、各資質の動機付けによって4つのグループに分類されました。それが「実行力資質」「影響力資質」「人間関係構築力資質」「戦略的思考力資質」の4つです。

MEMO

現在は34個あるストレングスファインダー®の資質ですが、元々アメリカのギャラップ社がこのツールを開発した当初は、200万人の成功者にインタビューするプロセスで5000個の才能を発見したそうです。そこから同じような才能をまとめていって、もうこれ以上分けられない、となったのが34だったとか。ギャラップは世界的にみても有名な分析会社。さすが!という感じですね。

ストレングスファインダーの「実行力資質」

実行力資質(Executing Domain)は以下の9つの資質です。

  • 達成欲(Achiever)
  • アレンジ(Arranger)
  • 信念(Belief)
  • 公平性(Consistency)
  • 慎重さ(Deliberative)
  • 規律性(Discipline)
  • 目標志向(Focus)
  • 責任感(Responsibility)
  • 回復志向(Restorative)

これらの資質は傾向として成果を出すことに価値をおいています。

結果がどんどん出ている時にはエネルギーがチャージされる一方、成果が中々でない時には、やる気が下がってしまうかもしれません。

ストレングスファインダーの「影響力資質」

影響力資質(Influencing Domain)は以下の8つの資質です。

  • 活発性(Activator)
  • 指令性(Command)
  • コミュニケーション(Communication)
  • 競争性(Competition)
  • 最上志向(Maximizer)
  • 自己確信(Self-assurance)
  • 自我(Significance)
  • 社交性(Woo)

これらの資質は傾向として他者に影響を与えることに価値をおいています。

ある種、天然の巻き込み才能とも言えますが、思い通りにならないとイライラしてしまうという一面も持っています。

ストレングスファインダーの「人間関係構築力資質」

人間関係構築力資質(Relationship Building Domain)は以下の9つの資質です。

  • 適応性(Adaptability)
  • 運命思考(Connectedness)
  • 成長促進(Developer)
  • 共感性(Empathy)
  • 調和性(Harmony)
  • 包含(Includer)
  • 個別化(Individualization)
  • ポジティブ(Positive)
  • 親密性(Relator)

これらの資質は傾向として他者と関係性を築くことに価値をおいています。

頑張る時も、どちらかというと自分ではなく誰かのために。一方で誰かとの関係が上手くいっていなかったり、もしくは自分の大切な人が辛い目に合っていたりすると、気分が下がってしまうこともあるようです。

ストレングスファインダーの「戦略的思考力資質」

戦略的思考力資質(Strategic Thinking Domain)は以下の8つの資質です。

  • 分析思考(Analytical)
  • 原点思考(Context)
  • 未来志向(Futuristic)
  • 着想(Ideation)
  • 収集心(Input)
  • 内省(Intellection)
  • 学習欲(Learner)
  • 戦略性(Strategic)

これらの資質は傾向として「考える」ことに価値をおいています。

行動を起こす前にまず考えることで、見えない可能性に焦点を当てたり、判断をより適切なものにします。考える時間がしっかりとれないと、思うように成果を出せないことがあるようです。

自分の上位グループの捉え方

ストレングスファインダーの診断結果にはグラフがあって、自分の傾向としてどのグループの資質が上位に来ているか、見やすくなっています。

よく講座やセッションで、
「TOP5に実行力資質が無いから、行動を起こせないのでしょうか?」
「TOP5に人間関係構築力資質が無いから、人と関係を築けないのでしょうか?」
といった質問をいただきますが、もちろんそんなことありません。

資質のグループは、「あなたの優先順位」を表しています。そういう傾向が強いというだけです。講座やセッションに申し込んだということは行動を起こせていますし、他の参加者の方とお話できているのですから、人間関係を作れない訳ではありません。

TOP5以降の34資質全ての順番を出してみると、全ての人が全ての資質を持っています。自分だけ、30資質だった、なんてことはありません。「無い」資質というのは、誰にも存在していないのです。

また日常的に使っていると言われている、6位以降10位前後の資質に、自分が低いと思っていたグループの資質が入っていることもよくあります。自己理解を深めたいなら、全34資質を出してみるのはおススメです。

ストレングスファインダーは自分の傾向性を表すものなので、自分が上位に多く持っているグループは、自分にとって大切なものなんだなと捉えてください。決して自分にレッテルを貼るためのものではありません。

因みに余談ですが、私はTOP10に実行力資質をひとつも持っていません。11位にアレンジがでてくるぐらい。ですが、普通に企業で働いてましたし、今は起業して講座やワークショップ、セッションを提供していますし、ウェブサイトに記事を書いています。「誰かのために」とか、「面白そう!」が私の原動力になっています。


ストレングスファインダーの資質のグループは、自分の行動のスイッチや、価値観を知るための補足的な情報です。是非そこから、自分の才能を掘り下げてみてくださいね。

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