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ストレングスファインダーStory「弱みを克服すると、自分らしさが消える」

弱みと強みは表裏一体

人は他人ができて自分ができないことを、弱みとして認識するのかもしれません。例えば空を飛べないことで悩む人はいないから、弱みを感じるときその先にはいつも、比較対象となる他者の存在があります。

職人として働いていた時、私の資質1位は共感性で、人の思いや感情にとても敏感でした。コーチングを始めるまでの数年間ずっと悩んでいたのは、「攻撃的な人と仕事をするのが難しい」ということ。

私が働いていた職人の世界では、今でも昭和の厨房のような環境のところがあります。
「なんでそんなに頭悪いんだよ!」
「お前はどこにいっても通用しない!辞めちまえ!!」
そんな言葉は日常茶飯事でした。立場上、私自身に対して言葉の刃が向けられることはほとんどありませんでしたが、共感性はこういう環境自体に他の人には分からない息苦しさを感じる傾向があります。

当時、もう一つ上の上司に言われたのは「他の人は我慢できるのに、なぜあなたは我慢できないの?」。

私自身も、「なぜ自分はこんなにも反応してしまうんだろう?」と悩んでいました。そして自分の弱みだと思っていた「人の感情に敏感」を克服するために、そもそも目の前で起きることに対して自分の感情を動かさないよう努力したのです。

その結果なにが起こったと思いますか?私はそのときたくさんの後輩からよく相談をうけていて、「自分たちの思いをこの人は分かってくれる」と部下から信頼してもらっていたのですが、感情に蓋をしたら彼らの気持ちまで分からなくなってしまったのです。

他の誰かになろうとしない

ストレングスコーチになった今はよくわかります。共感性の強みは人の気持ちに敏感。そして共感性の弱みも人の気持ちに敏感。

片方だけを切り離すことはできません。共感性の扱い方について、ストレングスファインダーを提供しているGallupでも、攻撃的な人がいる環境に身を置かないことを勧めています。

誰かのようになろうとして努力していること。それはあなたの強みを眠らせてしまうかもしれません。あなたの弱みの裏側には、あなたの強みが隠れてることがとても多い。

才能はよく星の形に例えられます。尖っているところはあなたの強み。凹んでいるところはあなたの弱み。凹んでいる部分を埋めていく、つまり弱みを克服しようと努力すると、星が丸に近づいていきますね。そして尖っている部分が目立たなくなります。あなたらしさがどこかに行ってしまうのです。

強みを活かすために大切なことは、あなたをありのままでいられなくさせているもの、例えば「あなたは変わるべきだ」という他人の意見や、「私はこのままではいけない」という自分自身の思い込みを外して、才能に磨きをかけ、自分だけの輝きを見つけ、自分らしさに還ることだと思います。

ストレングスファインダーの邦題は「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」。そこにはストレングスファインダーの本質とも言えるメッセージが、ぎゅっと込められているように感じます。

「わたし」を目覚めさせるために、あなたが止めることはなんですか??

共感性は「環境を選ぶ」ことで才能を発揮する 「共感性」はシールド(防御魔法)を手にいれろ!